自動車でボートトレーラーを牽引する際に絶対に必要になる自動車側(けん引車)に取り付ける装置です。
取付は自動車側後部フレームにボルトで固定します。(車によっては穴開け加工、バンパー加工などが必要になります。)
(溶接、リベット等による装着した場合は改造自動車申請、強度検討書、構造変更が必要になります。)
牽引能力、ヒッチメンバー強度を考慮した製品選びが重要です。
カプラーとは牽引する際にトレーラー側に必要な装置です。
このカプラーと自動車側のヒッチボールにはめます。連結ミスをすると自動車とトレーラーが離れて大きな事故
どんなヒッチメンバーでも良いわけではありません。
ボートトレーラーの車両総重量を考慮した上で牽引力の性能(クラス)を確認し、ヒッチボールのサイズも確認が必要になります。
ヒッチメンバーにはクラス区分があります。
クラス (日本基準) |
牽引可能なトレーラーの重量 |
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クラスA | 500kg以下 |
クラスB | 550kg以下 |
クラスC | 750kg以下 |
クラスE | 2000kg以下 |
クラス (アメリカSAE規格) |
牽引可能なトレーラーの重量 |
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ClassⅠ | 908kg以下 |
クラスⅡ | 1589kg以下 |
クラスⅢ | 2270kg以下 |
クラスⅣ | 4540kg以下 |
ヒッチボールは、1-7/8インチ、50mm、2インチ、2-5/16インチの4種類あります。
インチはアメリカ規格、ミリサイズはヨーロッパ規格で一般的に日本では2インチがよく使われています。
※ボートトレーラーズ.netでは車検適合タイプが2インチ。車検不適合タイプが2-5/16インチでご案内しております。
汚れた場合に水洗いしてからしっかりと水分を拭き取ることで錆の発生を防ぎます。
ヒッチメンバーはメンテナンスが必要になる場合があります。
錆が出ている場合、表面の錆を落としてからスプレー等で塗装します。
塩化カルシウムとは、雪が降った後や凍結の可能性がある道路に散布される融雪剤の主成分になります。
材質のスチールに錆を発生させる原因となり、ヒッチメンバーを破損させる可能性があります。
走行した後は、塩害腐食防止剤で洗い流して、水分をしっかりと拭き取りましょう。
ヒッチメンバーを長く使う為の定期的なメンテナンスとしてグリスを塗りましょう。
ボルトやナット類のゆるみを確認して車とヒッチメンバーがしっかり固定されているかどうかも大切です。
ヒッチメンバーの高さが適切でないと走行中に外れるなど大事故が起きる可能性があります。